『人形歌集II 骨ならびにボネ』が刊行されます

中川多理さんとのコラボレーションによる「人形歌集」の第2弾が出ます。
と言っても、このサイトでは第1弾の話をしていませんでしたね。すみません。


昨年12月、人形作家の中川多理さんとコラボレーションして、『人形歌集 羽あるいは骨』(パラボリカ・ビス)という本を出しました。
多理さんの作品からインスパイアされた短歌が60首強、インスパイア元の人形の写真とともに載っています。
造本も繊細で、表紙には写真の上に題字が箔押しされた、とても素敵な本です。
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この本は、昨年12月に開催された中川多理展「廃庭園」にて先行販売され、今年1月より一般発売されました。


その「人形歌集」の第2弾が出ます。
題名は『人形歌集II 骨ならびにボネ』。
「廃鳥庭園」を訪れ、そこで出会った人形たちと、人形たちが作っていた場面から歌を詠みました。
決して広くはない(というか、倉庫なのですが)展示の会場の、区画ごとにちがう物語、ちがうシーンが繰り広げられていたのです。
そのため、今回は前回より連作としての性格の強い作品になり、「骨ならびにボネ」「眼玉ならびにメダイユ」「あたまならびにアンテナ」という3つの連作に分かれました(「あたまならびにアンテナ」は、更に4つに分かれます)。
今回も約60首。



こちらの本は、中川多理展「白堊――廃廟苑於(はいびょうえんにおいて)」で先行販売されます。
その後一般流通するようになるので、展示にいらっしゃれない方は続報をお待ちください。