『すばる』8月号に中篇「Blue」を寄稿しました
【掲載のお知らせ】
7/6発売の『すばる』8月号の特集「トランスジェンダーの物語」に小説「Blue」を寄稿しております。
トランス差別に抗うために自分に何ができるか考えあぐねていたところに声をかけていただき、とても有り難かったです。
200枚近い中篇になりました。
現代日本を舞台にした、リアリズムの小説を発表するのははじめてかもしれません。
みなさまに読んでいただけたら幸いです。
ストーリー
水面から顔を出した人魚姫が出会ったのは、一人の王女だった。
見たことがない、こんなに美しくて、こんなに不幸そうな——。
人魚姫はどうして地上を目指したのだろう。『人魚姫』を翻案した劇を上演する高校の演劇部員たちの物語です。
この小説にはなんと、シスヘテロの人物が一名登場します。
明確にシスヘテロの人物が登場するのはわたしの作品でははじめてのことですね。
※注意※
この作品には、トランスの人に対する差別的な言動、トランスの人のメンタルヘルスや貧困などの問題への言及が登場します。
直接的な描写は少ないですが、ご無理のない範囲でお読みください。
0コメント